現任教育制度
専門的な知識を身に付け、職員のキャリアアップをサポートする教育システムです。各々が目標を明確にし、キャリアを積み重ねられるよう支援しています。
1.現任教育の目的
1)専門職業人として、質の高い看護が主体的に実践できるよう、それぞれの
成長段階に応じた教育環境を提供し、支援する。
2)自己のキャリアプランを考えながら学び続けることができるよう支援する。
2.教育の内容
1)集合研修:2023年間教育計画(pdf:162kb)
2)オンデマンドによる自己学習システム
3)クリニカルラダーシステムによる実践能力の向上
クリニカルラダーとは看護職員の看護実践能力を段階的にしたものです。
患者中心の看護の質向上を狙いとして段階的において期待される能力を示
し、到達度によって看護職員の能力の育成と評価をするシステムをいいま
す。
当院ではJNAクリニカルラダーに社会人基礎力・看護の管理・対人関係・教
育研究能力等の評価をプラスして人材の育成をしています。
※2021年度から当院独自のクリニカルラダーからJNAクリニカルラダーに基
づいたラダーへ変更しました。
レベル承認申請を希望した者には、クリニカルラダー認定委員による面接をおこないレベル認定をしています。
日本看護協会HPより |
4)看護研究をおこない看護の追求、看護の質向上を図る
3.研修の様子(※クリニカルラダーレベルⅢを目指す研修)
■ファシリテーション研修(基礎編・応用編)
基礎編では、カンファレンスなどで他職種の中心となれるようファシリテーターとしての能力向上のための研修です。まずはファシリテーターの役割やポイントについて学びます。
応用編では、ロールプレイによる演習を通して、ファシリテーションの技法を習得できるよう学び、カンファレンスや委員会活動で役割が発揮できるよう実践につなげます。
■フィジカルアセスメント研修(呼吸不全編)
呼吸不全の知識、画像診断の見方などを学びます。グループワークで身体所見や画像・検査データなどをもとにアセスメントを行い、どのような看護が必要か考え、看護計画を立案へつなげる研修です。
■看護研究
島根大学の先生に部署別に個別指導をいただきながら、看護研究に取り組みます。院内の研究推進委員も看護研究の助言・支援を行っています。2月に院内発表を行います。院外の学会発表も支援しています。
【介護福祉士研修】(年4回)
病院で働く介護福祉士として、1年に4回、医療安全・感染防止対策、看護師との協働、食事介助・排泄介助・移乗動作介助などの日常生活支援に関する技術・手技などについて、演習を交えて学びます。
【看護補助者研修】(年4回)
看護補助者として、1年に4回、医療安全・感染防止対策、看護師との協働、食事介助・排泄介助・移乗動作介助などの日常生活支援に関する技術・手技などについて、演習を交えて学びます。演習では、看護助手役、患者役を交代で行い、患者体験を通して、より安全・安楽な介護が提供できるよう学びました。看護補助業務を安全に行えるよう、日々の自分の行動を振り返りながら学びます。