第34回出張指導を開催しました
2024年2月19日
今回は講師に、松下明先生(社会医療法人清風會 岡山家庭医療センター奈義ファミリークリニック所長)をお招きし、「患者さんや患者さんの家族との円滑なコミュニケーション法」と題して講演をしていただきました。
日々の診療では「0歳から100歳の健康に向き合う」ために、患者さんが抱える背景を知り、悩みや家族の思いを引き出すため、特にコミュニケーションを取り工夫されているお話をされました。なお、この講演は全職員を対象に、接遇・コミュニケーション力向上のための研修としても実施しました。
翌日に開催した若手医師を対象としたロールプレイでは、準備した症例について、参加者が、患者、患者家族、看護師などの役を演じ、診療やコミュニケーションについて考える機会となりました。松下先生からは「それぞれの感情をどう引き出すか、そして医療者として意見の相違をどう整理するかが大事です。」とアドバイスがあり、参加した若手医師には「新鮮な体験だった。患者本人と家族との意見の相違に、患者ながらもどかしさを感じた」「多職種の意見が心に響いた。改めてチーム医療が大切なんだと実感した」、と新しい気づきがたくさんありました。