第10回石見銀山医学会を開催しました
2021年6月15日
大田市立病院、総合医療学講座、大田市医師会所属の医師が集まり、症例・研究の発表や講演を通して互いに研鑽を積んできた「石見銀山医学会」。この度、記念すべき第10回目を開催致しました。
前回に引き続き、WEBを利用したハイブリッド開催となり、多くの医師が参加しました。
まず始めに、芦田裕士研修医が、初めて経験した剖検症例について、呼吸困難から容態が進展した要因の考察を交えながら報告しました。
ベテラン医師からの鋭い質問に応える姿は、多くの症例を経験した自信の表れを伺わせるようでした。
次に、今年4月より大田総合医育成センター(総合医療学講座)に着任した濱口俊一講師が、専門の呼吸器内科疾患について講演しました。COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断の目安を提示し、喘息との違いや識別診断について丁寧に解説し、参加者より多くの質疑応答がありました。
最後に、合原大博院長(昭和医院)より、消化器内科医として数多くの内視鏡検査を行われた経験から良性・悪性の見分け方やNBI(狭帯域光法)の有効性について解説いただきました。問題形式で出題される場面もあり、会場は大いに盛り上がりました。
今後も本会を通じ、大田医療圏の結束をより強固なものにしていきたいと考えています。
※感染防止対策として、手指衛生・マスク着用・会場内の換気を徹底し、人数を制限して開催致しました。