第28回出張指導を開催しました
“どじょうすくい女将”による“神”研修が実現!
28回目となる出張指導は、小幡美香氏(さぎの湯温泉旅館 竹葉 女将)を迎え、院内接遇研修と兼ねてオンラインにて開催しました。
<第1部:接遇レクチャー>
“あるあるシチュエーション”をもとに研修医が医師として模擬診療を行い、ビデオレビューで振り返りをしました。
これまで実施した模擬診療では、診断をつけたり治療方針を立てるといった医療面の振り返りをしていましたが、今回は診療している自分がどのような言葉遣いやしぐさをしているかといった接遇面に特化した振り返りでした。
講師の小幡さんからは「接遇はいきなりできるものではありません。研修医の先生方の人柄がとても伝わりました」と評価いただき、今後さらに安心感を与えることができるよう細かな点のアドバイスをいただきました。
研修医だけでなく参加者みんなが、自分でも気づかないうちに使っている言葉やしぐさ、行動などを客観的に見ることで相手に与える印象を考えるよい機会となりました。
<第2部:講演会>
医療におけるおもてなしの心として、目的が同じでも言葉のチョイスひとつで良くも悪くもなること、病院は“命を預かる宿屋”であること、診療が終了した際につなぎの一言があることで患者さんは「ここに通院して治療を頑張ろう」という気持ちになることなど、ホスピタリティマインドの重要性と必要性についてお話しいただきました。
頭ではわかっていても、実際に行動できているのか、患者さんが頼って来院してくださっていることへ応える責任の重さなど、それぞれのスタッフが日常を振り返りながら聴講しました。
今回、小幡さん自身も『命の時間を考える機会』ととらえ、いつもよりゆっくりとお話をすることを心がけておられるとのことでした。
慌ただしい日常において少し視点を変えて考えるだけで、たくさんの人が幸せになれることを学びました。
オンラインでの開催でしたが、画面からあふれんばかりの元気と笑顔をいただきました。
次回はぜひ大田へお越しいただきたいと思います。